新人キャバ嬢が狙うべきお客様とは。実践するべき具体的な営業努力についても解説します。

おはようございます。蔵之介です。

今回は「新人キャバ嬢が狙うべきお客様」
というテーマついて、約10年の黒服経験がある筆者が解説します。

大抵のキャバ嬢に、「どんなお客様を掴みたいですか?」
と聞くと、普通は「お金持ちのお客様を掴みたいです!」となりますよね。

そりゃそうですよね。
お金持ちのお客様を掴めば、売上がたくさんつくれますもんね。
そして、たくさん稼げるようになります。

けれど、よく考えてみてください。
みんなこう思うということは、『それだけ競争に勝たなければお金持ちは掴めない』ということでもありますよね。
競争相手は店内の他のキャバ嬢だけではありません。
他店舗のキャバ嬢もです。
なぜなら、キャバクラに来るお金持ちの方はいろんなお店に出入りしているからです。

たくさんのキャバ嬢との競争に勝てるかな?

と新人キャバ嬢は自信がなくなるかもしれませんが、この記事を読めば、

  • 新人キャバ嬢が立てるべき効率の良い戦略
  • 新人キャバ嬢が実践するべき具体的な営業努力の内容

といったことが理解できるかと思います。

よかったら参考にしてみてください。

新人キャバ嬢が狙うべきお客様のタイプ

まず結論から言います。
新人キャバ嬢は、競争率の低いお客様を集中して狙いにいってください。

  • パッと見て、そこまでお金を持ってそうには見えない方
  • ちょっと癖が強い方
  • 今まで女性からモテてきてなさそうな方
  • 全体的にあまり魅力的には見えない方

こういった比較的不人気なお客様に、全力で営業努力を仕掛けてください。

なぜなら、見るからにお金を持っていそうだったり、実際に金払いのいいお客様だったり、魅力的なお客様には実力あるキャバ嬢たちがたくさん殺到するため、新人の頃はまず勝てないからです。
キャバ嬢としての経験値が足りないのです。

それでも、キャバ嬢として顧客を獲得し売上を作っていくという経験をしなければ、一生成長しないし収入も増やせないので、まずはみんなが狙いに行かないところで経験値をたくさん積むことが大事なんです。

新人キャバ嬢がすぐに実践するべき具体的な営業努力

新人キャバ嬢は、いきなりお金持ちを掴んで売上をたくさん作ろうと考えるのではなく、まずは競争率の低い場所で仕事の経験値をたくさん積もうという思考に切り替えてください。
お金持ちを掴めるようになるのはその後です。

いくら競争率が低いお客様であろうと、掴むのは苦労しますよ。
手を抜いていてもライバルが少ないから掴める、ということではないですからね。


ここからは新人キャバ嬢がすぐに実践するべき具体的な営業努力について書いていきます。
フリーのお客様を掴むために、全部は難しくても極力実践してください。

接客中の営業努力

お客様と一緒にお酒をちゃんと飲んでください。
酔っている状態の方が色気が出るし、お客様も楽しいからです。
もしお酒が弱いなら、無理してたくさん飲まなくてもいいですが、酔ったフリはしてください。

酔った状態でくっついてみたりボディータッチをしながらお客様から話を引き出すことを意識してください。
手を握りに行けるなら最高です。効果抜群です。
何かしら理由をつけて、手を握りにいきましょう。(手相を見るとか、つけている指輪がオシャレとか)

名刺は必ず席についたら渡してください。
お客様は酔っていると、名前を忘れてしまうことがあるからです。
可能ならお客様に財布や名刺入れ、携帯カバー、カバンなどにちゃんとしまわせてください。

連絡先は絶対に自分から聞き出しましょう。
聞かれるのを待っているのは絶対ダメです。
断られるのが怖くて連絡先を聞き出せない、とかはもう論外です。
一生指名を取れないので、何があろうと必ず聞いてください。
今は普通だとラインの連絡先を交換すると思いますが、電話番号も一緒に交換しておくことをオススメします。電話番号の交換は少し特別感があるからです。
席を離れる前に確認のために、連絡をお互い送りあっておきましょう。
そして席を離れたら、すぐにまた連絡を送ってください。
どれだけ遅くなったとしても、当日中には必ず連絡は送ってください。

ラインの名前は源氏名にしておきましょう。
また、ラインのトップ画は自分の顔写真をちゃんと載せておきましょう。

これはお客様が次回お店に来てくれた時に、名前や顔を思い出せないせいで指名できないということを防ぐためです。
実際こんなことはたまにありました。

接客中以外の営業努力

自分からお客様に「いつ、どこどこに、一緒にご飯を食べに行きましょう」と積極的に店外デートに誘ってください。
これも、待ちの姿勢はダメです。
ただお店に来て欲しいとか最初から同伴目的なのが見え見えなのは、営業丸出しで良くないです。
同伴にならなくてもいい、お店に来てくれなくてもいいという気持ちで、一緒にご飯を食べに行ってください。
運が良ければ、そのまま同伴してくれるかな?ぐらいでいいです。
こういう先行投資は必要です。
こういうことをされると、お客様は情を感じてお店に来てくれるようになったりします。

そして、こういう約束は遅くとも1週間前にはしておいてください。
本当は2週間前ぐらいがいいです。
というのは、お客様は仕事なり家族なりがあって普通は忙しいので、前もって約束をしておかないと予定を合わせにくいからです。
急に約束を取り付けるよりも、2週間前ぐらいに約束を取り付ける方が楽に確実に約束できます。

連絡はマメに送ってください。
スタンプとかはダメですよ。それは連絡とは言いません。
お客様からしたら、スタンプを送られてきてもそれ以上何も返信しようがないからです。
また、営業丸出しラインばかり送るのも辞めてください。
もはや、ただの嫌がらせになってしまいます。

連絡は、お客様が返信しやすい内容、返信したくなるような内容をちゃんと考えて送ってください。
返信は、早ければ早いほどいいです。
返信が早ければ、お客様は安心します。

連絡を無視されても、次の日には自分からまた連絡を送ってください。
10日連続で連絡を無視されるまで、毎日送ってください。
それでも無視なら、その後は1週間に1回は必ず送ってください。
これは、マジです。
うざがられることよりも、お客様の記憶から消えてしまうことに危機感を感じてください。
それに、自分本位な内容ではなくて、ちゃんと相手を気遣ったり心配するような内容であれば、うざいなんて思われません。

ずっとこんなふうにいろんなお客様に無視されながらも連絡をたくさん送っていれば、何かのタイミングでフラッと指名で来店してくれたりすることもあります。
「こんなに一生懸命俺に連絡くれるし、たまにはお店行ってあげようかな。」
みたいな気持ちも湧いたりするものです。
可能性が低くとも、やれるだけのことはやるんです。
『数撃ちゃ当たる』をバカにしてはいけません。
普段から数を撃っていないと、誰にも当たらないんです。

また、連絡先交換をしたお客様が増えてこれば顧客管理のスキルも必要となってきます。
前回の来店日、キープボトルの有無、タバコの銘柄、年齢、職業、住んでいる場所、家族構成、どんな話をしたか、こういった内容を覚えておくために記録しておく必要があります。
アプリなどを使ってもいいです。自分のやりやすい方法で構いません。
お客様の数が増えてくると、本当に忘れてしまったり分からなくなってしまうことがあるので毎日これは記録しておいた方がいいです。

なんでこんなめんどくさいことをしなければならないかというと、お客様は自分のことを細かいことまで覚えてくれていると嬉しいからです。
自分が特別扱いされているような気持ちになり、満足感が高まります。
そのキャバ嬢のことをより好きになり、より価値を感じてくれるのです。
そして、お客様の満足度が高ければ単価が上がる傾向にあります。
結果、こういった細かい努力をすることが将来自分の売上となって返ってくるのです。

世の中はギブ&テイクです。(最近このフレーズにハマっています)
まずはお客様に満足感を与えることだけを努力してください。
そうすれば、いずれ自分の売上となって返ってきます。

満足感を与える努力をしないキャバ嬢には、何も返ってきません。

顧客管理までしっかり細かくやっているキャバ嬢は意外と少ないので、こういう努力ができるだけでも売れっ子になれる可能性が高まります。
競争率の低いお客様を多数獲得し、管理することができるようになったら、その頃にはもう新人の域を脱しています。
立派なキャバ嬢です。
実力あるキャバ嬢たちと十分戦っていける状態になっているので、競争率の高い場所にも参入してください。

まとめ

新人キャバ嬢は、人気のなさそうなお客様に全集中してください。

人気のなさそうなお客様で一通りキャバ嬢としての経験値を積んだら、次のステージへステップアップしていきましょう。

後書き

今回は新人キャバ嬢のための効率の良い顧客獲得戦略について紹介しました。
どんなキャバ嬢も分かりやすいお金持ちにはどうしても心がなびきます。
その結果、こういうお客様にばかりみんな必死になり、そうではないお客様にはちょっと適当な感じになりがちです。
なので、ここが狙い目となるんです。
何でも逆転の発想は大事です。
不人気なお客様だって、かき集めれば大金になります。
かき集めるのは大変ですけどね。

それに一見魅力的には見えないお客様が実はとんでもない大物だった、ということが結構あるんです。
人は見かけによらないんです。
最初から「あの客は細そう」とかは本当に決めつけない方がいいです。
フリーで来店していた頃はろくにドリンクも出さずセット料金のみで帰っていたようなお客様が、指名嬢をつくった途端に何十万、何百万と一回の会計で使うようになり驚愕したことが過去に何度かあります。

※このブログ記事は筆者の10年近くの黒服経験をベースに書いており、都心のキャバクラでの経験を元にしています。地域によっては少し異なるかもしれません。
ですが、キャバクラは基本どこも似たりよったりだと思います。

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