おはようございます。蔵之介です。
今回は「本指名と場内指名の違い」
について、約10年の黒服経験がある筆者が解説します。
キャバ嬢経験のある方なら当然知っているような内容ですが、キャバ嬢未経験者はこの2つの指名の意味の違いやこの2つの指名がキャバ嬢にとってそれぞれどう影響するのかよく分かっていない方もいると思います。
この記事を読めば、
- 本指名と場内指名の違いとそれぞれの意味
- 本指名と場内指名はキャバ嬢にとってそれぞれどんな影響があるのか
- 場内指名を取ったら、次回本指名で返すためにやるべきこと
といったことが理解できると思います。
よかったら参考にしてみてください。
本指名と場内指名の違い
まず結論から言います。
本指名と場内指名の違いはお客様の来店動機になっているか、なっていないかです。
本指名とは、お客様が指名したいキャストがあらかじめ決まっており、そのキャストに会うためにお店に来ている場合に成立します。
指名嬢がお客様の来店動機になっているということです。
場内指名とは、お客様が指名したいキャストがあらかじめ決まっておらず、お店に来た時点ではフリーであり、店内で飲んでいる最中に気に入ったキャストを指名するというような場合に成立します。
指名嬢がお客様の来店動機にはなっていないのです。
本指名と場内指名の具体的な判断例
以下で2種類の例を紹介します。
お客様の来店動機となっているかどうかに着目して、本指名なのか場内指名なのかを判断してみましょう。
来店動機の意味が分かっていただけたでしょうか。
もっと簡単に一言で言うなら、
「その子を求めて、俺はこのお店までやって来たんだ!」
というのが本指名です。
それ以外は全て場内指名です。
本指名と場内指名はキャバ嬢にとって大きく意味が異なる
ここまで本指名と場内指名の意味の違いについて書いてきましたが、この違いはキャバ嬢にとってどんな影響があるのでしょうか。
それは、本指名の席での売上が自分の売上となり、場内指名の席の売上は自分の売上とはならないというところです。
要は、本指名の席での売上しか自分の給料には反映されないのです。
場内指名の席でいくらシャンパンをおろしてもらおうと、給料には一切反映されません。
そのため、キャバ嬢にとって本指名か場内指名かというのは自分の収入に影響を与えるめちゃくちゃ重要なことなのです。
なぜ本指名の売上しかキャバ嬢の給料に反映されないのかと言うと、本指名の場合はキャバ嬢がお店にお客様を自力で連れてきてくれているからです。
お店に対して利益貢献しているのです。
ですが、場内指名はあくまでもお店の看板なり評判でお客様が来店しているので、それはお店自体の宣伝なり評判の恩恵です。
キャバ嬢がお店に連れてきてくれたわけではないので、収入には影響しないのです。
場内指名のお客様を次回来店時に本指名で返す
「場内指名の席での売上は一切給料に反映されないなら、場内指名って意味なくない?」
と思う人もいるかもしれません。
実際、場内指名の席でシャンパンをおろしてもらうのはちょっと無駄というかもったいないです。
ただただ自分の売上に反映されない酒を飲むことになります。
お店にしかメリットはありません。
ですが、場内指名自体はもちろん無駄ではありません。
なぜなら、場内指名してくれるということは、「あなたを気に入っています」とお客様が告白してくれているようなものだからです。
せっかく告白までしてくれているのだから、このお客様を逃すわけにはいきません。
本指名で返せる可能性が一番高いお客様なのです。
いろんなお客様に連絡を送りまくるのは普段から当然やるとして、場内をくれたお客様には特に猛プッシュをかけてください。
日を空けてはいけません。
これでもかというぐらいマメに連絡してください。
イメージとしては、付き合う直前の男女ぐらいの熱量です。
そして、すぐに自分からご飯に誘ってください。
同伴を提案してもいいですが、別に同伴にならなくてもいいです。
とにかく一緒にご飯を食べに行ってください。
「そんな積極的にいけないです、、」なんて言っている場合ではありません。
いかなければいけないんです。
ここでアクセルを踏めないなら、もう今後ずっと本指名は取れません。
相手は告白までしてくれているんです。
気に入った女の子からの積極的なアプローチは嬉しいものです。
ウザイなんて思われません。
これはもはや場内とかそんなことに限らずそうですが、積極的に営業するキャバ嬢と控えめなキャバ嬢とでは確実に積極的なキャバ嬢の方が指名を取り、売上をたくさん作ります。
これは筆者の10年間の黒服経験で分かった間違いない事実として伝えておきます。
控えめなキャバ嬢が好きだというお客様ももちろんいますが、積極的なキャバ嬢の需要の方が圧倒的に多いのです。
女の子から積極的に誘うことによって、お客様は
- 「俺、こんな可愛い子からモテてる!」
- 「もしかしたら、あと何回かお店に通えば彼女にできるかも。」
というふうに喜んだり期待したりします。
いくらキャバ嬢からの連絡は営業連絡なんだと世間一般に知れ渡っていようと、営業感を極力出さないように工夫して連絡を送ればお客様は「もしかしてこれはマジでいけるかもしれない!」と思うものです。
いつの時代も恋は盲目です。
積極的に自分からアプローチをしてお客様を期待させ、その気持ちを利用して本指名で返すのです。
場内を取れてもそれだけで安心してはいけない
場内を取ったら、そこから積極的に営業して本指名で返すということは先程説明しました。
しかし、言い方を変えると、場内を取れたとしてもそれだけで自分のお客様になったと思ってしまうのは時期尚早ということです。
場内してくれたからといって、「私のこと本指名してくれるようになるでしょ♫」と安心して適当に連絡していたり、放置したりしていると、本指名で返せる可能性はかなり下がります。
お客様からしたら、
- 「俺のこと興味無いのかな?」
- 「他にも連絡くれる子がいるから、その子を指名しようかな」
という気持ちになってしまいます。
その結果、本指名で返すことができなくなってしまいます。
なので、絶対に場内を貰っただけでは安心しないでください。
そのお客様には、他にも連絡なりアプローチをしているキャバ嬢が自店舗にも他店舗にもいることを思い出してください。
本指名で返すには、場内を貰った後に自分から積極的にアプローチすることが必ず必要です。
まとめ
- 本指名と場内指名の違いは、お客様の来店動機になっているか、なっていないかです。
- キャバ嬢の売上に反映されるのが本指名、反映されないのが場内指名です。
- 場内指名をしてくれたお客様は本指名で返せる可能性が高い有望なお客様です。
- 場内を貰っただけで油断せず、自分から積極的にアプローチをしましょう。
後書き
今回は本指名と場内指名の違いについて書きました。
この記事では場内指名はキャバ嬢の売上には反映されないので収入に影響がないと説明しました。
このルールは基本的にはどのキャバクラもそうだと思うのですが、お店によっては場内の組数に応じてバックが発生したり、場内の席でドリンクを飲むことによってドリンクバックが発生するお店があります。
バックというのは場内1組につき500円とかドリンク1杯につき300円とかが給料に追加してもらえるようなシステムです。
バックの内容や金額はお店によって様々なので、面接時に聞いておきましょう。
バックを稼ぐことが目的で一生懸命ドリンクを飲んだりすることは、本指名を取るための要素にもなるのでいいことだとは思います。
ですが分かっておいて欲しいのは、バックなんてものはあくまでもプラスアルファでしかないということです。
やけにバックのことばかりを気にする方がいますが、普通に客呼びを頑張って売上を作った方がはるかに収入アップにつながります。
時給相場の低いお店で働いている場合は、バックも馬鹿にはできないので貰えるだけ貰う努力はした方がいいです。
※このブログ記事は筆者の10年近くの黒服経験をベースに書いており、都心のキャバクラでの経験を元にしています。地域によっては少し異なるかもしれません。
ですが、キャバクラは基本どこも似たりよったりだと思います。