おはようございます。蔵之介です。
今回はキャバ嬢の仕事の中で一番重要なことを、10年近く都心のキャバクラで黒服を経験した筆者が解説してみたいと思います。
- これからキャバ嬢をやってみたいけれど、なんとなくのイメージしかなくて不安、、、
- 最近キャバ嬢として働き始めたけれどイマイチ何を頑張ればいいのか分からない、、
というような方はこの記事を読めば、
- キャバ嬢という職業の本質
- キャバ嬢は何を頑張ればいいのか
といったことが理解できると思います。
これを理解して努力すれば、今後キャバ嬢としてより多くの収入を得られる可能性が高くなります。
キャバクラ未経験の方や経験の浅い方は、よかったら参考にしてみてください。
キャバ嬢にとって一番大事な仕事とは
まず結論から言います。
キャバ嬢にとって一番大事な仕事は【客呼び】です。
客呼びとは、
- お客さんに連絡してお店に指名で来店してもらう
- お店に出勤する前にお客様と一緒にご飯を食べたりして、そのまま一緒にお店にいくこと(同伴)
基本的にはこの２つです。
要は、指名客に来店してもらうということです。
（もちろん、特に何も連絡していなくても突然お客様が指名で来店されることもあります）
勘違いでよくあるのは、
「お客さんの横に座って楽しく一緒にお酒を飲むこと」
がキャバ嬢の仕事だと思っていることです。
これは間違ってはいないのですが、接客の部分だけを見てしまっています。
一番大切な部分が抜けてしまっています。
接客はもちろん大事ですが、
キャバ嬢の本当の仕事は接客以前に指名客を店に呼んで『売上』をつくることです。
ちなみに、指名席での会計金額が指名キャストの『売上』となります。
そのためフリー席でいくら頑張って接客しようが、ヘルプ席でいくら場を盛り上げようが、自分の『売上』とはなりません。自分の指名席ではないからです。
この『売上』という概念はとても大事です。
『売上』がキャバ嬢の給料を決める基準となります。
キャバ嬢にとってどうして客呼びが一番大事なのか
これも結論から言うと、お店の利益の大部分は指名来店のお客様からいただく料金で成り立っているからです。
これを解説してみます。
まず、キャバクラに来店されるお客様は２種類います。
- 指名来店のお客様
- フリー来店のお客様（指名のキャストがいないお客様）
お店の利益の大部分はなぜ指名客によってもたらされるのでしょうか？
それは、指名来店のお客様の方が高単価になる傾向があるからです。
お店で使う金額が大きいということです。
そもそも指名している時点でお客様は指名キャストを気に入っています。
そしてもっと指名のキャバ嬢に喜んでもらいたい、応援したい、振り向かせたい、惚れさせたい、あわよくば、、、、。想像にまかせます。
まぁこんなふうな理由によってシャンパンなどをおろし、単価が上がっていく傾向にあります。
フリーで来店されて、シャンパンをバンバンおろすなんていうお客様はほとんどいません。
そもそもフリー来店のお客様の来店動機は、
- 前からお店のことが気になっていた
- たまたま通りすがりに気になった
- 仕事帰りにどの店でもいいから女の子と飲みたくなった
こんな感じです。大金を使おうなんていう気で来店していません。
相当気に入ったキャストを見つけたらありえますが、稀です。
フリー客というのは女の子を品定めしている段階であり、高額を使うという段階ではありません。
このような理由により、指名来店されるお客様の数が多ければ多いほどお店の利益が上がり、お店は繁盛します。（その逆で指名客が少ないお店はすぐに潰れます。フリー客だけではお店の経営を安定させることはできません。）
そして店が繁盛すると、頑張って客呼びして『売上』をつくったキャストさんに感謝を込めてより高収入を支払えるのです。お店とキャストさんがウィンウィンの関係になれるわけです。
余談ですが、単価の話では指名客の方が高単価でお店にとって重要だと書きました。
ですが、指名客は元々はフリーで来店されていたお客様です。
そのため、フリーのお客様は将来の指名客になる可能性を秘めた超重要顧客なのです。
少し話がそれましたが、お店が指名客に支えられて成り立っているということが分かってもらえれば大丈夫です。そのため、客呼びすることがキャバ嬢の仕事の中で一番大事なのです。
キャバ嬢の給料を決める際に基準となるもの
キャバ嬢の給料は、客呼びによりつくった『売上』が基準となり決まります。
給料のシステムは大きく分けると
- 時給制
- 完全売上制
このどちらかです。
細かく言うと何種類かあるのですが、書き出したらめちゃくちゃ長くなるので省きます。
しかもそこまで詳しく知っておく必要もないです。
ポイントスライドとか、◯◯スライドみたいな言葉を聞いたことがある人もいるかと思いますが、それが時給制のことです。ざっくり言うと指名本数だったり、『売上』に応じで時給が変動します。
要するにたくさん客呼びして『売上』をあげれば時給が上がるし、それができなければ時給が下がる。
それだけわかっていればいいです。あとは面接時にそれぞれのお店で詳しく聞きましょう。
『売上』の金額のうち◯％がキャストの取り分になる、というような仕組みです。
だいたいのお店は４０％〜６０％の範囲内だと思います。
時間給という働き方ではありません。完全実力主義の給料システムです。
このシステムは既にたくさんの高単価顧客を抱えている超売れっ子キャバ嬢のためのシステムです。
店によっては場内バックやドリンクバックなどがあったりします。
ですが各種バックはあくまでプラスアルファであり、そこまで給料が大きく変わる要因にはなりません。かと言って、バカにもできないですが。
２種類の給料システムを紹介しましたが、どちらも収入を増やす方法は同じです。
収入を増やすためには客呼びをし、『売上』をつくらなければならないのです。
そして、継続して客呼びするために接客や営業連絡が大事になってくるわけです。
全ては客呼びのためなのです。
まとめ
- キャバ嬢の仕事の中で1番重要なのは、客呼びをし『売上』をつくること。
接客や営業連絡は客呼びのためにある。 - キャバ嬢が収入を増やす方法はたくさん指名客を店に呼び、たくさん『売上』をつくるのみ。それ以外の方法はない。
- ヘルプを山ほどこなそうが、フリー席でめちゃくちゃ席を盛り上げようが、
それは自分の『売上』にはならない。だが、フリー客は将来有望な超重要顧客。
後書き
ここまで読んで、客呼びが大事なんだな！と分かってもらえれば幸いです。
ですがこの客呼びは口で言うのは簡単でも、実際にやるのはとても大変なんです。
最初から順調に客呼びできる方が珍しいです。
なので、最初からできなくても自信をなくす必要はないです。
客呼びできるようになるために、自分磨きや売上をつくれているキャストさんの真似をしてください。
このブログでも客呼びの具体的なやり方に関する記事を今後投稿しようと思います。
これからキャバ嬢をやってみようかな、という方は
くれぐれも楽に高収入が得られる仕事♩なんて思わないでください。
楽には稼げません。
けれど、努力次第ではものすごく稼げる可能性を秘めた仕事です。
その努力の内容が、客呼びです。
※このブログ記事は筆者の10年近くの黒服経験をベースに書いており、都心のキャバクラでの経験を元にしています。地域によっては少し異なるかもしれません。
ですが、キャバクラは基本どこも似たりよったりだと思います。
